(2018/02/06 15:40 配信)
みなさん、こんにちは。
昨日は、今日の夕方にある打ち合わせのために、
毎年2月までの、今年さいごの広尾の東京フロインドリーブのシトーレンを買いました。
そうしましたら、ケーキを乗せるお皿が見つかり、
いただいた大切な南部鉄器のポットで飲むために、
一保堂さんのお茶を買ったら、
素敵なキリムのコースターを見つけたので、
それにあう白いお湯のみも買ってみました。
シトーレンの隣にはチーズがあるといいのかな……? と、
フランス産のクロミエを買ってみたら、
ちょっとだけ乾杯するためのお酒も買いたくなりました。
そしてわたしは……お茶の準備をしながら、
父からの、ある一言をおもいだしていました。
「君は、時代と寝なさい。それが今を生きることだよ」
・
父はわたしのことを、いつも名前で呼ばずに、
「君(きみ)」と呼んでいました。
父は、無所属革新派の地方政治家をしておりましたので、
元来一匹狼の、誰にもどこにも属さない人……
つまりそれは、
「彼の心が、誰からも何からも、自由だった」
という人でした。
視点もいつも独特でユニークで、
娘のわたしにも、
「君は男性にお酒をつがないことと、足首が常に細いのがいいから」
「雨の日は濡れた雨を感じる日なのに、君はなぜ傘をさすの?」
「秋は枯れ葉を踏んで歩きたいのに、どうして日本はすぐにお掃除しちゃうのかな……」
「図書館の本を返さない人がいるなら、そのままあげたらいい。また市政で買えばいいのだから。本屋にも貢献できる」
「君は本を乱読したら身にならないタイプだから、好きな本だけ何千回も読みなさい。
それで何千冊読んだことになる。どちらでも、君が受けとる答えは一緒だ」
「君は保健室にばかりいて学校にあまり行けないとか、その変わっているところが、いいところだから」
とか……
ミッテラン大統領が当選した時も新聞社の特派員として取材に飛び出し、
駅から帰ってくる時、ミッテランのシンボルの胸に赤いバラを挿して、意気揚々と帰ってきました。
それを見た迎えに行った母は、とても恥ずかしがって可笑っていましたが、
父はいたって大真面目で、「笑われる意味がまったくわからない」と言いました。
そんな父の数々の名言集というのが、役所でも伝説で残っていて、
わたし自身も父に教わったことは余りあるほどなのですが、
彼が一番優れていたのは、
人の美点を瞬時に見つけて認めて褒めることと、
「今」という時間への、ものすごくシンプルな洞察と使い方、
それを知っていたことでした。
・
父は選挙のたびに講演会を開いていましたが、
その終わりの時に、必ず「今、今、今」という曲をかけていました。
それは、すごく耳に残る歌で、
有権者の方も会の終わりにその曲を聴くと、
「ほんとうに今、佐川さんと共に市政を変えたい……!」
という気持ちを、ぐっとひと押しされるような曲でした。
父はどこにも誰にも属さないで、
当時のフランスの地方分権政治を、
日本で展開したいと考えていた、一青年でした。
初立候補は38歳。
初当選は、2回目の42歳。
日本の首都圏での、最年少市長でした。
政治的な地盤も看板も一切なく、
ただ「今」という力の最大限の創造性に、理想を掲げて現実化する。
サイキックなインディビジュアリストでした。
そんな父に育てられたわたしが、初めて奇跡のコースを学びはじめたとき、
「これをわたしも知っている……!」
そう、うれしくて号泣した箇所は、
『奇跡は想念である』
この一言でした。
・
コースは続けます。
『奇跡は常に再生の肯定であり、
(OK、認めます、を生き続けること)
後退するように見えるが実際は前進する。
(「神さまが味方するすごいお祈り」に書いた第一ステップの祈りに相当する、自己否定してきた部分を徹底的に見つめて、認める。
自己否定を責めないし、叱らない)
それは現在(今) において
過去を取り消すので、
(すると、思い込みの辛い体験の記憶の全部が消え、知覚が変わってしまい、あたたかな記憶に変わってしまう)
未来を解き放つ。
(よろこびの暮らしだけが届く)』
「今」、一つ一つの体験によって知った感情を認めて、
「今、認めることができた……」と、ただ味わい、じっと想う……。
これが、愛なのです。
そして、この「今、認めた」という愛の中に、
「創造性という力」が入っているので、
肯定し、認めはじめると、
目の前の世界に、シンクロニシティが自動的にクリエイションされます。
これが、奇跡体験を受けとる法則です。
ほんとうに、していることは、ただ、
「想いを丁寧に見て、整えるだけ」なのです。
『奇跡は想念』ですから。
・
父もいわば、
何のコネクションもない一青年として当選する、
という奇跡体験を受けとった一人ですが、
父はこの、
「今、肯定する、理念を持ち続ける想いの力」
の効力を、よく知っていました。
その秘訣を父は、わたしにこんな風に説明してくれました。
「僕たちは、どうしたって、今この時代にしか生きられない、時代の申し子という限界がある。
だからこそ君は、この限界を愛するために、時代と寝ることだよね。
時代という今の風を感じて、
今という時代が自分だと感じるほど、時代とねんごろになって、ひとつになる……。
それが今を生きることなんだよ」
父はいつも、現在わたしが住んでいる、
広尾の有栖川公園の近くのスタジオで選挙用のポスター撮影をしていましたが、
そのポスターには、
「新しい風だ」
という、とても印象的でポエトリィな言葉が、
名前よりも大きく書かれていたのも、今、おもいだしました。
・
ダリル・アンカさんがチャネリングする「バシャールという叡智存在」も、
「創造性とは、相対するものとのエクスタシーの感覚に似ている」
と語ります。
あなたはわたし、隣人を自分のように愛する……とは、
実は、このレベルの一体化です。
肉体という形を持っているわたしたちは、
この肉体の輪郭さえも溶けてなくなるように、
時代や、相手や、願いのすべてと、
一切の矛盾もなく、
今、相対するものを全部認めて、一体化した時……
それが「確信」と呼ばれ、現実化します。
そして、現実化の祈りの秘訣でもある「感謝」とは、
その確信のさらに先の感情を先取りしているものであり、
「すでに、もう現実化を受けとった証の謝辞」として、
非常に柔らかくもパワフルな、創造を促す、感情の力です。
・
この、エクスタシーにも似た溶けあう感覚の瞑想を、
2/17のお話会で、ぜひご一緒にしてみたいと考えています。
2018年2/17(土) 17:45ー21:00のお話会は、こちらです。
https://www.love-inchrist.com/talk-room
また、みなさまと直接ゆっくりとお逢いして、
「その先の感謝」の祈りと、あたたかな対話。
さらには、この一体化の瞑想を通して、
父曰く、「今と一緒に寝る」ほどにひとつになって……
祈りの瞑想の「今」の中で待っている、
創造性の奇跡の力を受けとることができましたら……
と、おもっております。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
みなさまの素敵な午後を、今日もお祈りしながら……
Love in Christ
な
p.s…
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