佐川奈津子より「この愛を、あなたと共有したいと願ってここにきた #16」

（2018/01/12 23:00　配信）

みなさま、あけましておめでとうございます。

昨年は、たくさんのみなさまにメールマガジンをお読みいただき、

たくさんのご感想をいただきましたこと……

ほんとうにどうもありがとうございます。

つたないわたしを使ってくださる、

神の愛についての贈り物をご一緒に受けとれましたことに、

イエス、神、そしてみなさまに……心よりの感謝を想っております。

スーパームーンの「手離し」の力と、祈りの力を掛け合わせた後……

わたしが今まで使っていた言葉と、

「入れ替わった視点」との『レベルの差』のチューニングにかなり時間がかかってしまって……

書きあげることが、予告よりもたいへん遅くなってしまいました。

今日はやっと、たくさんのメールマガジンを読んでくださるみなさまや、

クラスのみなさま、

フォレスト出版さんとの動画配信を受けとってくださいました、

大勢のみなさまからの愛の想いに包んでいただいて、

「今、何をお伝えしたらいい?」のか……まだ少しだけかもしれませんが、

受けとれました気がしましたので……書かせていただきます。

・

年明けにすぐ、祈りのチーム Answered Prayers のお祈りで、

スーパームーンの日に「時間を手離す祈り」を書かせていただきました。

「時間を手離す」とは、

昔からの信念、かつて見ていた記憶の情報、

つまり「過去だけを盲信している自分」を、

心の中で固く握り続けていた手を、ぱっと、ぜんぶ離すこと。

時間にまつわる過去の記憶のすべては特に、

愛の中では、実は最も実態のない仮想のものだから……。

現実という夢物語を取り仕切っているのが、「時間割り」という幻だからです。

・

例えばそれは、時間内にクリアするゲームの、あの時間設定のようなもの。

それは、リセット可能の単なる「設定」であり、

実は、夢物語のゲームの「単なる設定」には、

何の意味もないことに「気づいてしまった」としたら?

それは、達成感を得る夢のためのリミットなだけ……

寿命も生まれる前にご自分で決めてきた、自由なリミット。

同時にそれは、本人以外は他の誰も押せない、

真の愛の自由のリミットボタンが、「寿命」なのです。

・

アメリカの「奇跡のコース」学習者でいらしたある一人の女性は、

お嬢様を殺害された苦しみから心が蝕まれ、

事件を防げなかった自分への自責と、

刑務所にいる犯人への憎悪を止めることができませんでした。

「こんな地獄のような状況から、奇跡を受けとるとはどういうことなのか?」

そう、コースを読みはじめ、祈りをはじめられました。

すると間もなく……

想像していたこととは、「まったく愛のレベルが違う」奇跡体験が、

彼女に与えられました。

彼女は、

「自分や犯人を憎む、焼けるようなこの思いを少しでもゆるし癒せたら……」

と、そのような「せめてもの奇跡」を渇望していましたが、

彼女に与えられた愛の奇跡とは、

「亡くなったお嬢さんが、霊体の姿で彼女の前に現れる」

という、考えもしなかった贈り物でした。

そして、霊体になったお嬢さんはさらに、

彼女が予想もできなかった真実を告げます。

「ママ、わたしは死んではいないの。

　わたしはいつも、ママのそばにいたのよ」

・

これは、イエス＝キリストが十字架の贖いから復活して蘇った時、

疑った弟子たちに語りかけた言葉と、まったくおなじ言葉です。

「見なさい。

　わたしは世の終わりまで、

　いつもあなたがたと共にいます」

　　　　　　　マタイによる福音書 28章20節

彼女はその時、コースに書かれていた愛の正体とは、

「時間 (「死と罪」という過去からのリミットの信念) の崩壊」

だとわかります。

なぜなら愛が、

今まで彼女が気づきもしなかった内側から、突如現れて、

これまで、どんなことをしても消えなかった心の憎しみを、

すべて、消し去ってしまったこと。

憎悪への「圧倒的な癒しの奇跡体験」が「証」となって、

愛の完璧性の意味がわかってしまったからでした。

彼女はすぐに刑務所に行き、服役中の犯人にこう伝えます。

「わたし、あなたをゆるせたの!

　だって、娘は生きていたんです!

　だからあなたは、娘を殺してはいなかったのよ」

それを聞いた途端犯人は、

「自分が殺害した女の子の母親から、愛を告げられる」

という、

あまりに圧倒的な神の愛の再創造に、狂ったように叫んで、泣き崩れました。

・

人のエゴを、美しい愛の道具にすべて使っていく神の愛の再創造とは、

このレベルの愛のレイヤーです。

罪や、憎悪や、罪悪感のジャッジメントの痛みをぜんぶ使って……

愛へと書き換えていく、ゾーン。

わたしは、「真のゆるし」というのはこんな風に、

「奇跡にしかできない」ことだとおもっています。

たくさんの深い痛みや苦しみを抱えたみなさまとのカウンセリングを何年もさせていただいて、

精神疾患から自死を生きた実妹とも一緒に生きて、

妹に償いたいと、自分を罰することを止められなかったわたしの「ゆるし」について、ずっと考え抜いて、

それでもなかなか終わらない……このわたしのまちがった罪悪感の知覚、

「誤認知の信念」のすべてを、圧倒的に戻してくれたものは、

あの女性とおなじ。

「いのちは死なない」

この、神の愛による奇跡が見せられて、

わたしの心が真実と入れ替わった時でした。

前回のメールマガジンでも書かせていただきましたが、

わたしの亡くなった家族との再会の奇跡体験に、

「悲しみのドラマは、最初から無かった」

と、罪悪感の知覚を一気に入れ替えられ、

「愛の中では、これらが最も実態のない仮想のものだった」

ことが、わかったのです。

何も無くなってはいなかった愛の中に、

すべてが無くならずに、ただ贈り物がすでに、ここに在った。

この官能的な感覚にも似た、たっぷりとすべてと一致しているずれのない安定が、

ここに、すでに広がっていた……愛の真空状態。

生きたまま、このゾーンに心の視点が入ると、

すべてがひとつでつながっている愛の中の方が波動が速いので、

辺りの出来事の遅い波動が、よく見えます。

エゴの波動は重たいために、「遅く感じる」のがわかるから、

「過去を動機にした未来」は波動速度が遅く、結果はいつだって予測範囲内です。

さらに、この愛のゾーンには、

常に「創造主」と呼ばれるクリエイションの力が流れ続けているので、

想いを瞬時に形していきます。

ですから、

この愛のゾーンの中に現れた想い(ヴィジョン)に、

感謝を深く表し、受けとってしまったら……。

それらは、必ず現実化してしまうのです。

(その行為を「可能性領域からの可視化」とも呼びます)

愛のゾーンの中で、

『今、見てしまった。今、想ってしまった。今、受けとってしまった』ヴィジョンには、

愛の創造性の干渉の影響が直ちに起こり、

遅く流れている現実の方へ流れだして、

重力によって形になり、

そのヴィジョンは、愛のゾーンよりもゆっくりに感じる速度で、成っていく……

それが、祈った後にサインや出来事が現れるのを、

「待つ」必要がある理由です。

・

何も無くなってはいない完璧な愛のゾーンの中では、

亡くなった人も無くなってはいないので、

必ずそこに居て、出逢えます。

わたしはゾーン中で立っている、

霊体のイエスやマリー・マグダレーン、

父や母や妹をよく感じて、見つめています。

つまり、まだ人間であるわたしの心の眼は、

相対する鏡である、他者からの反射によってしか、

自分を見ることができないから……

相対の相手として、霊体をも映していくのです。

(霊体も、体を持って生きている人とおなじ。愛の光のいのちだから、かわりはないのです)

願いが叶う人の「最速さの秘密」とは、

鏡合わせをしてくれる、心がたったひとつに重なり合う人間のパートナーがいるか、

もしくは、

霊体の存在を、相対のパートナーとして見られるか。

最強は、後者です。

・

イエスは人々を、

「想念の祈りによる具現化」「完全なる治癒」という創造性へと連れて行くために、

「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。

　わたしを通してでなければ、

　だれひとり父 (神・愛のゾーン) のみもとに、

　来ることはありません」

　　　　　　　　　ヨハネによる福音書 14章6節

そう、この地球の相対性の秘密を語りました。

イエスは、

「わたしを鏡に使い、自分を知るといい」

「神の子であるわたしを鏡にして、

　自分の中に、

　創造主である父(神)がすでに待っていることを、

　知るといい」

そう今も愛への帰り道を、伝え続けてくれているのです。

・

タイトルにも書きました、

「この愛を、あなたと共有したいと願ってここにきた」

この一文は、前回のメールマガジンに書いた、

アニータ・ムアジャーニさんの本「もしここが天国だったら?」の中で、

臨死されたアニータさんが見た、

「相対性という地球での、対人関係の目的」

を美しくさらっと書かれた一文です。

わたしは今、この「あなた」という他者を、

「この愛を、

《創造主のあなた》と共有したいと願って、ここにきた」

そう、受けとりたい……! とおもっています。

人の葛藤や悲しみの罪悪感の苦しみを、

想像を超えた、柔らかな愛の道具に使う……

わたしの胸の奥で待っている、完璧な創造主と共に。

「奇跡の愛を、神さま。

　あなたと共有できると願って、ここにきた」

そう、表現してみたいのです……

そうやってこれからも、たくさんのみなさんと一緒に。

愛の再創造をしてみたいから……です。

長くなってしまいました……なので、このお話の続きは、

1/20（土）17：30－21：00 ・ 1/23（火）17：30－21：00 の2つのクラスと。

https://www.love-inchrist.com/a-room-of-prayer00

2018年1/27(土) 17:45ー21:00のお話会にて。

https://www.love-inchrist.com/talk-room00

またみなさまと直接お逢いして、

祈りとあたたかな対話を通し、

ご一緒に受けとることができましたら……とおもっております。

今日も最後までお読みいただき、

ほんとうにどうもありがとうございます。

今夜もみなさまの素敵な夜をお祈りしながら……

感謝の中で眠りたいとおもいます。

素敵な夜を・。・。・

Love in Christ　

な

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