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執筆者の写真Natsuko Sagawa

佐川奈津子より「さがる愛 #022」

(2018/04/11 12:00 配信)




みなさん、こんにちは。





4月は、娘の菜花さんのお誕生日月です。





彼女が小さな頃は、毎年ホールのケーキを作って、





そのとき彼女が大好きだったキャラクターの絵を、





ジャムやチョコレートで書いて、キャンドルに火をつけて.......





その「うれしそうな姿を見たくて」お祝いをしていました。





彼女は今年で24歳になり、





今年は仲良しのご主人と、可愛い7ヶ月の息子、お友だちに囲まれて、





ほんとうに幸せなお誕生日を過ごしていました。





彼女のインスタグラムや電話の声でそれを感じて、





わたしはあの時のような、とても幸せな気持ちになるのです。







ですから近頃、わたしができる、彼女への最大のプレゼントとは、





彼女自身がクリエイトした、愛する人たちとの時間を、





のびのび満喫して生きられるよう、





わたしが一歩、さがること。





そのスペースがお互いの、何より心地よい贈り物となっているのです。









わたしは若い結婚をして、未熟なお母さんをたくさんしてきて、





小さな彼女にたくさん助けられ、たくさん心配をかけてきました。







ですから、わたしが幸せでいる姿を見せることができたとき、





彼女は安心して、自分の幸せをのびのび生きられるのだと、





そのことを、ずいぶんと後になってから、やっとわかった.......





わたしのほうが、ほんとうに子どものような母でした。







さがる、という、与える愛がある。





余白を与える、という、最大の愛がある。





そんな愛を、やっと楽しめるようになりました。








彼女がまだ幼児期のときは、





あれやこれやとお世話をして、与えることが大切な愛の時期もあります。





けれども、過干渉とも、反対の無関心とも、また違う......





「さがる、ということを、与える」





という、なんとも素敵な感覚が.......





相手を、どこまでも自由にするという、





こんな別の愛の形が、まだあったのだ.......と、





やっと、その清々しい愛の体験を、





受けとれるようになりました。






そうしてこれは、





「パートナーシップの極意」であるような、気もしています。








二人でひとつになるということは、





コントロールをして、細やかな計画を立てて、





自分のそばにいてくれるよう、懇願するものでもないことなのだと、


(そばにいてくれない、と密かに悩むことも懇願とおなじことなのですよね)





そういう執着に疲れ果てて、相手を見ないよう、無理に無関心になるような、





そんな隠れた攻撃性をはらんだ関係とも、まったく違う........







どこまでも、相手の自由な幸せな姿を見つめて、祈っている。







二人でひとつになることとは、





何の条件も引き換えにしないで、





ただ、わたしの心の中でされ続ける、祈り。







わたしが先に、相手を想い続ける........ただただ、それだけの祈り。





ほんとうにシンプルで自由な、果てのない想いでした。








その祈りを、丁寧にすればするほど、





相手との離れた距離の中は、





祈りという、光る愛の想いにどこまでもふくらんで、





なぜかもっと関係性が、たっぷりと深まっていくことを、





たくさんの奇跡体験が、わたしに教えてくれました。






ほんとうに、幸せに生きられるようになりました。








困ったと相談された時は、「どうしたどうした」と関わって、





「一緒に行きたい」と言われたら、いいよ、と答える。





わたしも、無理はしない。





今、与えられたことを精一杯、受けとることに専心する。






そんな、音なき音の自然な愛のリズムが、聴こえるようになりました。







結婚をして、ほんとうに幸せに、しっかりと自立している彼女に、





あげられるものは、もうないのかな.......とおもってもいましたが、





もうひとつ残っていたのが、





二人で、自由になる、という愛。







母娘という役割からも、お互い自由になって、





幸せをただ、祈っている.......






わたしが母役からも、自分の欲からもやっと.......「さがれた、愛」。





そんな最大のプレゼントを、また彼女と一緒に受けとった気がしています。







自分がいなくなればなるほどわたしは、





些細な鳥の声や風や雨の音が、とても綺麗に聴こえるようになりました。





鳥や風や雨や人と、溶けあうことができるようになりました。






その感覚に、溺れるほどに浸ったとき.......





形あるもののすべての背後に、隣に、真後ろに。





完全な、見えない静けさが、





「それでいいよ」と、何にも逆らわず、抗わないで.......





最初からそこにただ、居てくれたことを感じます。







何者からも、自由になればなるほどに、





音のない、圧倒的な幸せの中で、





それがきっと、神と重なっているときなのかもしれないと、





愛する人の中の神とも同時に、たったひとつに重なることができる偉大さに包まれて.......





この身をただ、その愛に飛び込むように、まかせられるようになりました。









こんなパートナーシップについてを、もっと、深く。




明日の4/12 (木) 18:00~20:45 銀座のkensuke bar のイベントで、




大島ケンスケさんと一緒に、トークライブをさせていただきます。




あと少しだけお席があるようです。




よろしかったら、こちらから。 


http://kiripen.net/2018-04-12/






5月の祈りのクラスは、こちらから。


https://www.love-inchrist.com/a-room-of-prayer00






今日もお読みいただき、ありがとうございます。







今朝の東京は、風が吹いている朝........素敵なランチを。




Love in Christ.







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