(2017/12/19 13:16 配信)
みなさま、こんにちは。
今日は……心の奥で、ふとした合図(サイン)があって、
わたしの大好きな「女の子論」について書いてみたいとおもいます。
わたしにはいつも、好きになる女の子の存在がありました。
その最初の経験は、尊敬していた他界した1つ下の妹だった気がしています。
いつも一緒にいて、
音楽や宇宙物理学など、彼女が彼女らしい「可能性」を生きている姿を隣で見ていて、
ほんとうに素敵で、誇らしく、それがわたしの幸せでした。
そんな繊細な妹が亡くなり、わたしが全力で愛する対象が、
気づくと娘の菜花さんへと移行していきました。
つまりきっとそれは……わたしは彼女たちという鏡を使って、
自分の中の可能性を映したかったのだと、今ならわかります。
ある意味、立派な投影の愛ですね。
・
わたしは女の子の繊細なところと肌が柔らかいところ、
とろけるような笑顔で笑ってごまかしていく、したたかでゆったりした曖昧さ。
琴線に触れるとふと、人前でも涙をさらさらっと流す唐突さとか……
そういう女性らしい生理的反応が、とても自然で、見ていて心地がいいのです。
もろさと相反する大胆さの不完全さとアンビバレントさに、
「心から安心」するのです。
こういう資質がつまった、素朴で手作りの少し甘いお菓子みたいな女の子がそばにいてくれたら、
なんだか不思議と生きていける気がしてしまいます。
それぐらい、「女の子の力」が大好きです。
完全な私見ですが、だから女性って、
そんなにいろいろなことができなくていいんじゃないか……
と、おもっています。
わたしは、パートナーシップや両親との葛藤で悩まれている方に、
まず、こう質問することがあります。
女性だった場合、
「あなたがもし、男性だったら、今のあなたとお付き合いしたい?」
その方が男性だったら、
「あなたが女性だったら、今のあなたを好きになる?」
と。
・
この切り口は、「今の自分を、そのままで愛している?」
という指針を確かめやすい、ある1つの目安です。
「自分を愛するとか、いったいどういうこと?」
「愛するも何も、わたしはわたしだし」
と感じられる方もいらっしゃるとおもいますが、まさにその通り。
地球は相対性ですから、自分で自分を見つめることが、案外、できない。
だからこそ結婚や同棲や仕事のパートナーシップを使って、
わたしたちはただ、自分が愛だった本質と可能性を知っていくのです。
パートナーシップとは、
「わたしがわたしと、ありのままの自分自身のまま好きになり、ぴったり一致した時」
に、ぴったりの相手が、自然に突如、現れます。
そう。パートナーシップとは、
「自分自身とのパートナーシップが、心の鏡の国である現実に、他者という相手に映されて現れる」
だけだったのですね。
探さなくていい理由は、これなのです。
わたしも、このあまりにシンプルな仕掛けを知った時、
「そっか……!」と、身を乗り出してしまいました。
ですから等身大のご自分を、怖くてゆるせなくって、まだちゃんと隅々までじっと見つめられない方。
等身大のご自分でなく、「理想の自分(という他人)」を懸命に作り上げている方は、
「自分自身との分離や乖離、もっと強く言ったら、自分自身の偽りと矛盾」
が多い状態なので、そのまま逆になって映る鏡の国である現実では、
という姿に気づかないまま、生きていくことになります。
反対から見たら、それほど神(大いなる宇宙)の采配は、
微細に、完璧。
というエレガントさですから、ある意味、安心されていてください。
みなさんが、等身大のご自分をそのまま見つめて、
「わたしが男だったら(女だったら)、今のままのわたしと、一緒に暮らしたい」
そう、ただ受け入れられた時。
神の愛の微細な采配が、必ず「鏡の相手という贈り物」を、届けてくださいます。
・
女の子は、感情が溢れてできない時が唐突にあるからこそ、
自分でやらない。
できる方に、神に、預けていく。
だからこそ、預かってくださるたくさんの方や神に、ただ「ありがとう」を伝える。
つまり、それは「祈り」のことです。
祈りを一言で言い表しますと、それは、
「大いなる存在への感謝」
のことです。
ですから、いつも相手や神に感謝をして助けてもらう女の子の姿とは、
存在自体が、祈りです。
相手をできる方だと信頼して任せられるからこそ預けられるのだから、
同時に必ず相手を、自動的に「できる人」に育ててしまう、天性の教育者です。
(もちろん、同じことがお出来になる男性の方も!)
これらがほんとうに自然にできている方は、
「奇跡のコース」をそのまま生きていらっしゃいます。
ですから女の子が、例えば努力をして素敵な別人になろうとか、
お仕事を頑張りすぎるとか、
そういう抜け感が無いのは、体も心も相手も疲れさせてしまうし、
女の子の生理感覚にあまりあっていない気がしてしまいます。
様々な役割もありますし、もともとお出来になる女の子は、もちろんそれをありのままに捧げる。
けれども、「本当はできないのに、別なものになろうとする」部分があるのだとしたら、
今すぐ、「別の幻想の誰か」にしがみつく心の手を放して、
正直に、できないご自分を助けてもらいながら、できない自分をそのまま捧げて。
同時に相手を育ててしまうよろこびに、
ただ、たくさんの「ありがとう」を伝えたらいいとおもうのです。
こんなにシンプルなことでよかったの……!? なぜ?
それはただ……「女の子だから」。
愛されるためだけに、女の子は存在しているから。
そうして、大切にされている女の子の中に生まれてくるのは、
愛がつながってくための、奇跡の「ひらめき(インスピレーション)」がすごいから。
それだけでもう、女の子は愛をたくさん受けとり、
ただ感謝の中で存在しているだけで意義がある……!
わたしはそうおもってしまうのです。
・
地方政治家をしていたわたしの父は、
55歳で亡くなる時に、ベットでわたしに言いました。
「次は、女性に生まれたいなあ……
男だと、何を決めるにも、自分の中に戦ってしまう心があったね……
最後にやっぱり両手を放して、相手と自分と子供のために降参して……
戦わないのは、女性だったね……
そういうのを、受け容れる。ゆるす。っていう、もの凄い力なのかもしれないね。
僕はだから、次は女の子に生まれて、大統領になるよ」
そう言って笑っていました。
父は、男性社会の中では無口で怒らない、穏やかなタイプとして生きていましたが、
それでも、
「自分の政界の周りで行われていた、男性社会の戦いと自分の心は、イコールだ」
と、じっとその「自分と周りのありのまま」を観ていました。
後半、市政が評価され、たくさんの海外のシンポジウムや大学で講演を依頼されて、その度に、
「佐川さんが、水戸芸術館や福祉、下水道、ゴミ処理場建設、公園、図書館づくりなど……
たった9年で、これだけのハードとソフトを立ち上げた秘訣を教えてください。
決断の速さと、議会を通す説得や交渉ですか?」
そう、どこでも聞かれていましが、
父はその質問には、ほとんど答えたことがありませんでした。
ただ、答えにならない答えを、いつもこう言っていました。
「その部分はきっと、僕がここで、話さない方がいいんだよ。
だからただ、君がそれをしたいなら、同じことをやってみたらいい。
必ず、できるはずだから。その時にわかる。
それでもどうしていいかわからなくなった時は、
僕でなく、女性に聴いたらいい。
彼女たちは、なぜかなんでも知っているんだよ」
こんなことをいつも言っていた父が一番したかった市政は、
他でもない、「教育」でした。
・
できない自分を、自分で愛していくこと。自分でゆるしていくこと。
それだけで、大いなるものからの導きを受けとれる法則を生きていけるのは、
最初のお手本は、女の子のような気がしています。
それは、戦いを動機にするフェミニズムではまったくなく、
溢れる感情という、いつも揺れているエネルギーの中で愛を見つめている、
繊細で柔らかでしなやかな力。
そしてこの、繊細で柔らかでしなやかな力とは……
祈りと同時に発動していく、神の愛の力に、とても似ているのです。
この、繊細で柔らかでしなやかな祈りの力の、続きはまた。
2018年1/18(木)13:00-16:30・1/20(土)17:30-21:00・1/23(火)17:30-21:00 の3つのクラスと。
https://www.love-inchrist.com/a-room-of-prayer00
2018年1/27(土) 17:45ー21:00のお話会にて。
https://www.love-inchrist.com/talk-room00
みなさまと直接お逢いして、ゆっくりと祈りの秘密や、女性性や男性性についても。
たくさんお話ができます時を、心からたのしみにしております。
今日も最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございます。
みなさまの素敵なランチと午後をお祈りしながら・。・。・
Love in Christ……
な
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