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執筆者の写真Natsuko Sagawa

佐川奈津子より「悲しむ前に、ちょっと待ってください #025」



(2018/09/13 20:00 配信)



みなさん、こんにちは。




前回から、二ヶ月半ぶりのメールマガジンになってしまいました。




フォレスト出版さんとの動画配信「The Gift」が終わり、「Glory」もスタートさせていただき、




書くお仕事と、クラスでもたくさんのみなさまとお話をさせていただきながら、




二ヶ月を過ごさせていただいておりました。




特に「The Gift」の中では、





「悲しい気持ちになってしまって、前に進めない」



「悲しい気持ちが浄化しきれず、人との諍いや別れを繰り返してしまう......」





そんな苦しみの恐怖の中にいる方たちと、たくさんの時間を過ごさせていただきました。




クラス中は、何度もみなさんと一緒に泣くこともありましたし、




反対に悲しみの深さに一致しきれず、たくさんのご質問をいただいたこともありました。




そんな、「深い悲しみの癒し」について考え続けていたわたしに。




新しい視点で、「新しい癒し」を教えてくれた女の子がいました。




その子は、わたしが今回の「The Gift」の特典として創らせていただきました、




賛美歌の日本語訳「You are my all in all」を歌ってくださった、




アーティストのmahinaちゃんという女の子です。




わたしの「神さまが味方するすごいお祈り」の本の特典のお祈りの瞑想音源を創ってくださいました、




ARIGATO MUSIC の社長さんから、





「すごく才能のある子なのだけれど、生きづらそうにしているから、話を聴いてあげてほしいんだ」





そうご紹介をいただいた、ほんとうにピュアな、天才的な美しい声のシンガーソングライターの少女でした。




彼女はガラス細工のような繊細な心を持っていらして、一目で「エンパシー」という、




人の心や感情が、体感覚でぜんぶわかってしまう透視能力者であることもわかりましたし、




そのことをうまく他人に説明できないまま、ここまで暮らしてきたのもわかりました。




その目には見えない特殊な能力を、対社会や大人の方達に、うまく説明ができないのです。




そのすべてを先に感じていることを、どうしたらいいのかと、




心にストレスを抱えていらした時に、わたしと出逢いました。




彼女はそのストレスから、歌うこと自体を辞めようとされていて、




社長さんは、彼女のその決意を変えて欲しかったので、わたしに託してくださったのでした。





彼女と社長さんと三人で、何度も一緒にお話をしていって、




ゆっくりと彼女の世界観に心を重ねていくと、




わたしの中から、突然湧き出てくる質問や対話が、止まらなくなったのをよく覚えています。





「周りの方に、自分のほんとうの気持ちが伝わらないことが、どれだけ辛いことなのか、わたしには、わかる」





そう彼女に言って、一緒に泣きました。




みんなほんとうは持っている能力で、それを忘れてしまっているだけなのに、




その能力をただ素直に持ち続け、ほんとうに目の前の方を愛したくてその直観に従って生きているだけなのに、




「社会のルールはちがう」「間違っている」




そう言われ続けてしまうことは......ほんとうに辛いものです。




特に、直観能力を開いている存在にとっては、




「自分と世界がたったひとつだと知っている」からこそ相手の心がわかるので、




そのひとつであるはずの世界から「ちがう」「変」「変わり者」「わからない」と言われることの、




矛盾と、悲しみ......。




世界との鏡合わせが狂っている状態は、ほんとうに耐え難いことなのが、わたしにはよくわかります。




わたしがずっとそうだったからです。




わたしも、スピリチュアルの学びを続けている時期に、




家族の他界や自死をほんとうにゆるして、長く鬱だったわたしをすくい上げてくれる場所を、




外側に探し続けてきました。




「自分の心と世界がたったひとつだと知っている」からこそ、




探し続けてしまうのです。




けれども、そのわたしの抱えた孤独や闇の答えに、




「答えはなかった、わたしの闇の芯の中までは、迫ってはこなかった数々の経験」




こそが、今、その「未完の答え」こそが、わたしの財産になっていることを知っています。




足りなかった深い自我の悲しみの体験を通っているからこそ、





「その深みにどこまで一致できるのか?」




「どこまでその心を逆転させられるのか?」





それが、わたしの祈りの「テーマ」になったからです。




そのことに気づいた時に、




わたしは、人に何かを教えようとすることをやめました。




やめたことで、人と向かい合った時にこそ、




「ただその方の、心の本音を映す鏡になる」




ことを、決意できたのです。




寄り添うよりも、速く。



一致して、その人と、溶け合う......その一瞬に、賭ける。




「奇跡のコース」で、イエスの聖霊が掲げた真理と同じリーディング......


(チャネリング......なのかもしれませんね)




その生き方へと、入っていきました。







わたしは、mahinaちゃんがわたしよりも、




何十倍も優れた直観能力者であることを、初対面ですぐに感じていました。




エンパシーが強く、社長さんやマネージャーさんが守ってくださっていても、




たくさんの人の感情や否定的な心や、隠している本音が一気に入ってきてしまう彼女は、




人前で歌うこと自体が難しくなってしまって、それを訴えても、なかなか伝わらないことに、




生きること自体にも弱気になって、子供のように泣いてばかりいました。




大好きだった歌うことで、暮らしていける仕事についたはずなのに......。




優しい社長さんやマネージャーさん、そして仲間の方達は、




そんな彼女を心配して、彼女の何をどうしてあげたらいいのかわからない状態が続いていました。




けれども、社長さんとmahinaちゃんとわたしの三人でカフェに座りながら、




今、辞めようと、事務所でもレコーディング中でも泣いてばかりいる弱い彼女が、




実は、心のもっと奥の領域に在る愛にかけては、並々ならぬ自信に溢れていることが、




同じ直観能力者のわたしには、すでに伝わっていました。




だからこそ彼女が、




「自分で自分のスイッチを押さなければ、だめなのだ......」




と、わかりました。




わたしよりも、彼女の先天的な愛はもっと純粋で、優れているので、




わたしの説得や、怖れの混じった愛からの説得では、彼女の愛がイコールで反射できないのがわかるからです。




だからわたしはただ、




「辞めたかったら、辞めたらいいんだよ。すべてはあなたの人生で、あなたが全部自由に、決めていいのだから」




と、それだけを言いました。




天才シンガーの素質を認められていた彼女は、




全員の大人たちに歌を辞めることを止められていたので、ものすごくびっくりした顔をしていました。




わたしはその時、大切な社長さんとの約束を破りたかったわけではありません。




こんなにも純粋なのに、彼女の今の本音や葛藤と、鏡合わせが合わない苦しみ......。




まずは、その悲しみから、自由にして差し上げたかったのです。




彼女はポカンとした顔で、




「でもやっと、世界と鏡があった!」




ことに、心から安心しているのがわかりました。




そして、安心した彼女と向かい合っていると、わたしの中の別の誰か......  




つまり、わたしがmahinaちゃんの鏡となって、




mahinaちゃん自身が、わたしの中に映りはじめて、




わたしの口から、別の誰かがおしゃべりし始めるのだけを、感じていました。





「mahinaちゃんは、きっと......生まれてくる前の記憶とかも、ちゃんと覚えているでしょ?」





「どうしてわかるんですか.....! 変だと言われるので、誰にも言ったことはありません......はい! 覚えています。


 わたしがお腹にいた時に、お父さんとお母さんがどんな話をしていたとか、お母さんが階段から転んでしまったことも、見ていました。


 わたしの若いお母さんのお母さん、つまり、わたしのおばあちゃんにも、光の中で逢いました。わたしのお母さんが、


 15歳の時に亡くなっているおばあちゃんだから......現実では、もう逢えません。光の中で逢いました」





mahinaちゃんは、どんどん楽しそうに、詳しくいろいろな愛と光の話をしてくれました。




安心したのか、歌の仕事の間も、大人の事情を抱えた人の心がほとんどわかっていたことも、




ずっと誰にも言わずに、「どんな人も、愛しているから」、いつもずっと黙っていたことも話してくれました。




素晴らしいお嬢さんだと、心から思いました。




それを知っていて黙ってきたなんて、とても優しく、強い人だと思いました。




なので、わたしは、彼女のその「愛の力」の方に賭けたのです。






わたしの口がまた、勝手に別の力によって、話をし始めました。





「......じゃあ、mahinaちゃん。そこまですべてわかっているあなたに聴きます。


 地球では、人はみんなほんとうのことを言えずに(言わずに)生きていることをわかっていて......


 どうして、若くて、いろいろな苦労もされていた、二十歳だったお母さんを選んで生まれてきたの?」





その時、mahinaちゃんはうつむきました。




うつむいて、少し黙って......そして、ぽつりと「自分で」言いました。





「......お母さんの声が......一番綺麗だったから........」





わたしはその時、mahinaちゃんのあまりに優しいその声と答え方に、




降参した感じがありました。




愛が深い人は、いつもこんな風に単純で......




優しい子供のようなわかりやすい言葉で愛を語るからです。





「......そう......それが生まれてきた理由なら......



 歌っていくしかないんだね.....」





そう勝手に、わたしの中の別の誰かが優しく呟いた途端、




二人で笑いながら、たくさん泣いてしまいました。




彼女のミッションの鏡合わせの答えが、終わったからです。




「奇跡のコース」が伝える、




「あなたは、わたし」




その愛の経験を同時にできた一瞬でした。




ずっと黙って、隣にいて見守ってくださっていた社長さんはその時、





「今日のやりとりは何だか...... なっちゃんよりも、



 mahinaの方が、愛の先生みたいだったなあ」





そう、あたたかくも鋭く真実を言って、




照れるmahinaちゃんを包んでくださいました。




わたしたちは「その通りだ」と、とっても幸せな気持ちで笑ったことを覚えています。







その日をきっかけに、わたしはmahinaちゃんとよく逢ってお話をするようになり、




わたしが疲れていたりすると、遠くにいてもそれを察して、




「奈津子さん。何かお辛いことがありましたか」




と、必ず優しいメールをくださる彼女の完璧な「鏡合わせ」に、




わたしの方がどれだけ癒されてきたかわかりません。




その極めつけは、元気になったmahinaちゃんがある日、




わたしの過去の悲しみをカウンセリングして、一気に逆転してくれたこと、でした。




「奈津子さんが繰り返していると思っている悲しみは......



 それは、奈津子さんの悲しみではありません。


 

 奈津子さんは目の前の方を大切だ......と思うと、



 相手の全部を愛するので、



 その方の悲しみも取り入れてしまっているだけです。



 だから、ほんとうの奈津子さんは、大丈夫なんです。



 全然、悲しくもないのです」




鮮やかでした。




わたしはその時、一瞬にして、




世界との鏡がわたしの奥の愛の本音と重なって、




悲しみが全部消えたのですから。







優秀なエンパスであり、別の領域では、




誰よりも愛が強く放たれているmahinaちゃんらしい、




この、なんともさりげない贈り物が、




図らずとも動画配信「The Gift」での、浄化の大切なレッスンになりました。






「その悲しみは、あなたのものではない」






「たったひとつになりたがる愛の特性」がわかっていないと、




「それが逆に使われていることに、気づけない」......。

  




mahinaちゃんは、まだ読んだこともない「奇跡のコース」のレッスン26番を、


(彼女は、言葉の波動が重く感じるので、あまり本が読めません)




見事に彼女らしく表現して、鏡合わせをしてくださったわけです。




この視点に気づく浄化の仕方で、わたしだけでなく、




どれだけの人が癒され、心が楽になったか.......わからないほどです。







mahinaちゃんが、ご自分のミッションに気づいてから、




ちょうど一年後くらいの、今年の8月。




新しいデビューの準備で忙しくなり始めていたmahinaちゃんのお誕生日と、




わたしのお誕生日を、社長さんがお祝いしてくださいました。




その時、社長さんがふと、





「なっちゃんがよくそう言うけれども......



 すべてがほんとうはすでに決まっているのだとしたら、

 


 mahinaはどうしてあの時、



 一度、歌をやめようと思ったんだ?」





そうmahinaちゃんに質問すると、





「わたしは二十歳をすぎたら、



 今までの在り方をリセットして一度やめた後、



 もっと素晴らしくなる次のステージが始まることが、



 決まっているのを、知っていました......



 そのことを、ずっとうまく誰にも言えなかったけど......



 知っていました」





「そうか.......なら、なっちゃんがそれに先に気づいて、



 ちゃんとmahinaを一度、辞めさせることを、



 見落とさないでくれたわけだ......ありがとう」





そう、社長さんはわたしにお礼を言ってくださいました。



なんて素敵な対話なのだろう......そう思いました。



わたしはこの日は忘れられない日.......今でもそう思っています。





mahinaちゃんの葛藤を見ていると、




まるで若かった頃のわたし自身の葛藤とそっくりで、




けれどもその奥の領域の愛の純度は、




わたしよりも遥かに高い純粋性で輝いています。




わたしたちは、自分と人を愛へと戻すための直観能力者だとどこかでわかっていながら、




人間である否定的な感情に自ら苦しみ、




他者のことは驚くほどわかっても、




自分のことは、やっぱり自分と似た人と出逢うことでしか見つめることができない、




宇宙の法則の完璧さも、同時に経験しました。





わたしはmahinaちゃんとの体験を通して、





「悲しみに浸る前に、



 それでもこの悲しみを通して、



 出逢ったことの贈り物を待つこと。


 

 愛を諦めないこと」





それをはっきりとまた、受け取った気がしています。





悲しみの体験には別の、





もうひとつの、ほんとうの贈り物である幸せの意味がある。




今、まだそれを、わたしが読み取れないでいるだけなのかもしれない......  





こんな見方が、具体的に言う、




「愛からみる」のスタートの入り口なのではないかな......




と感じています。





わたしたちは、お互いの「悲しみ」というものをきっかけに深く出逢いましたが、




それが愛の道具となって、




お互いが自分のミッションへと戻っていくことを、




今も、いつも、助け合っています。




弱いことがだめなのではなく、





「弱いことが、強さ。


 

 あなたの愛があるから」......





わたしが「The Gift」で訳詞させていただきました賛美歌は、




こんなフレーズで始まります。



https://youtu.be/UTjXKtzJtI0




この賛美歌を収録したmahinaちゃんの声を、




民謡歌手でいらっしゃる、




「強くて、泣かない」一番綺麗な声の、




mahinaちゃんお母さまが聴いた時......




涙を流してよろこんでくださった曲です。





弱いことが、




別のほんとうの幸せを見そびれたことが、




その悲しみという出来事そのものがサインとなって、




あなたがわたしを見つけてくれる、愛があるから......  





そんな世界を、賛美歌の単純な、




子供の歌のような繰り返しの言葉の中に、込めました。




その賛美歌を、




mahinaちゃんご本人が歌ってくださいますライブを、




10月11日(木) 19:00から、渋谷にて。




フォレスト出版さんが企画・開催してくださいました。



(渕野さん、鳥垣さん、まー、ほんとうにいつもいつも愛をありがとうございます......!)



https://www.forestpub.co.jp/author/sagawa/lp/sgawa-musicevents/





彼女がお腹の中で聴いていた胎動音の中で歌う、




ご自分のお父さんへの愛を歌う「シャンデリア」。



https://youtu.be/YdFxOV2KiZc




その他にも、彼女がすべて作詞作曲をされました愛の歌と、




彼女の美しい、天使のような歌声の光。




ライブの中で、わたしもmahinaちゃんと一緒にトークもさせていただきます。




普段のmahinaちゃんは、




いたずらっ子の男の子みたいに可愛い美少女で、お話もほんとうにおもしろい......!




とってもユニークな少女です。




そして、社長さんが彼女につけた名前、mahinaとは、




「月の光」という、静かな彼女の愛にぴったりの名前です。




よろしかったら、本物の彼女に逢いに来てください。




驚くほどに純粋な、彼女の愛の月の光を体験されてみてください。




お申し込みは、こちらからになっております。



https://www.forestpub.co.jp/author/sagawa/lp/sgawa-musicevents/






当日のライブ中も、これからも。




わたしは、彼女が弱く悲しく、痛みの中にあるときは、




彼女のそばに。




そして、クラスや動画配信を通して、




みなさんのそばにいたいです。





目の前のあなたの弱さこそが、




わたしの愛の強さと、創造する力を引き出してくださるのだからこそ.......





まだ不安定で、世間から見たら、




問題児にも見えた彼女のことを、長い目で見つめて、離さずに。




大切に見つめていてくれた社長さんが、




mahinaちゃんとわたしに、ずっとそうしてくださったように.......




感謝の中で、これからもずっと。




あなたのそばにいたいです。










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